浮遊幼生期(読み)ふゆうようせいき

世界大百科事典(旧版)内の浮遊幼生期の言及

【海】より


[海の生物の分散と生活史]
 海底にすんでいる動物も,分布域の拡大と個体群間の遺伝子の交流のために,生活史の初期,プランクトン生活をする幼生の時代を経る。底生生物の生活史の中で,この浮遊幼生期は,最も死亡率が高く,環境の影響を受けやすく,捕食者も多い。浮遊生活には,プランクトンを食べて成長するプランクトン栄養の幼生と,孵化(ふか)しても餌を取らず,変態し定着するまで卵黄からの栄養だけによって生活する卵黄栄養の幼生があり,後者は一般に大型卵である。…

※「浮遊幼生期」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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