海岳(読み)カイガク

デジタル大辞泉 「海岳」の意味・読み・例文・類語

かい‐がく【海岳】

海と山。大恩のたとえに用いられる。
「―の鴻恩こうおん実以て報答ほうとう奉るべきようもこれなく候」〈染崎延房・近世紀聞〉

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精選版 日本国語大辞典 「海岳」の意味・読み・例文・類語

かい‐がく【海岳】

  1. 〘 名詞 〙 海と山。恩恵などの深大なことのたとえとして用いる場合が多い。
    1. [初出の実例]「海岳鴻恩何以報、願当骨化灰塵」(出典凌雲集(814)駕幸南池後日簡大将軍〈淳和天皇〉)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐車服志〕

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普及版 字通 「海岳」の読み・字形・画数・意味

【海岳】かいがく

海山。唐・羅隠〔竜丘より東下し、孫員外に却寄す〕詩 恩は岳の如きも、何れの時にか報いん 恨みはに似て、觸處に生ず

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