海棠の雨に濡れたる風情(読み)カイドウノアメニヌレタルフゼイ

デジタル大辞泉 「海棠の雨に濡れたる風情」の意味・読み・例文・類語

海棠かいどうあめれたる風情ふぜい

美人が、雨にぬれた海棠の花のようにうちしおれている、可憐なようすのたとえ。海棠の雨を帯びたる風情

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「海棠の雨に濡れたる風情」の意味・読み・例文・類語

かいどう【海棠】 の=雨(あめ)に濡(ぬ)れたる[=雨(あめ)を帯(お)びたる]風情(ふぜい)

美人のうちしおれた姿を、海棠の雨にうたれたさまにたとえていう。
浄瑠璃神霊矢口渡(1770)四「見ずしらずのわたし迄、いかいお世話と計にてしほるる姿。海棠(カイダウ)の雨をおびたる風情也」

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