海洋性プレートが大陸性プレートの下に沈み込む海溝やトラフの付近で発生する地震。二つのプレートの間のずれで生じる地震(プレート間地震、またはプレート境界地震)と、海洋性プレート内部で生じる地震(スラブ内地震)の2種類がある。前者だけをさして海溝型地震とよぶ場合もある。1923年(大正12)の関東地震(マグニチュード(M)7.9)や2011年(平成23)の東北地方太平洋沖地震(M9.0、モーメントマグニチュード(MW)9.1)はプレート間地震の例である。計器観測によりマグニチュードが9程度か、またはそれ以上と推定された巨大地震はすべてプレート間地震である。プレート間地震の発生間隔は、活断層地震に比べはるかに短い。1994年(平成6)の北海道東方沖地震(MW8.3)はスラブ内地震の例であるが、この地震のようにスラブ内ではときおり巨大地震がおきることがある。なお、スラブ内地震の定義にアウターライズ地震を含める場合もある。
[山下輝夫 2017年6月20日]
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