海索麺(読み)うみぞうめん

精選版 日本国語大辞典 「海索麺」の意味・読み・例文・類語

うみ‐ぞうめん‥ザウメン【海索麺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うみそうめん」とも )
  2. 紅藻類ベニモズク科の海藻。北海道以南の外洋で干満線間の岩上や貝殻の上に密生する。塩漬けまたは乾燥して貯蔵し、食用とする。長さ一〇センチメートルから、まれに三〇センチメートルに達し、直径二ミリメートルくらいで濃紅紫色のひも状。体はほとんど分岐せず寒天質で粘性がある。海粉。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
  3. 軟体動物アメフラシ類の卵塊の俗称。ゆでたそうめんのような形をし、黄橙色を帯びる。三~五月に海岸の岩の下や海藻の間などにみられ、強い毒性がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「海索麺」の解説

海索麺 (ウミゾウメン)

学名Nemalion vermiculare
植物。ベニモズク科の紅藻

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android