海老根・蝦根・偕老根(読み)えびね

精選版 日本国語大辞典 「海老根・蝦根・偕老根」の意味・読み・例文・類語

えび‐ね【海老根・蝦根・偕老根】

〘名〙 ラン科多年草各地山地竹藪に自生するほか、観賞用として栽培もされる。葉は長さ約二〇センチメートルの長楕円形の暗緑色で縦にひだがあり、先はややとがり、基部は次第に細くなって葉柄に流れる。春、高さ三〇~四〇センチメートルの花茎を立て、紫褐色で唇弁(しんべん)白色または淡紅色の外径三センチメートルほどの美しい花を一〇個内外横向きにつける。《季・春》 〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android