精選版 日本国語大辞典 「海老根・蝦根・偕老根」の意味・読み・例文・類語 えび‐ね【海老根・蝦根・偕老根】 〘名〙 ラン科の多年草。各地の山地や竹藪に自生するほか、観賞用として栽培もされる。葉は長さ約二〇センチメートルの長楕円形の暗緑色で縦にひだがあり、先はややとがり、基部は次第に細くなって葉柄に流れる。春、高さ三〇~四〇センチメートルの花茎を立て、紫褐色で唇弁(しんべん)が白色または淡紅色の外径三センチメートルほどの美しい花を一〇個内外横向きにつける。《季・春》 〔文明本節用集(室町中)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報