海辺新田(読み)うみべしんでん

日本歴史地名大系 「海辺新田」の解説

海辺新田
うみべしんでん

[現在地名]江東区白河しらかわ一―三丁目・三好みよし三丁目・平野ひらの二丁目・扇橋一―二丁目・石島いしじま千田せんだ千石せんごく一丁目・海辺・南砂みなみすな一丁目・古石場ふるいしば一―三丁目・牡丹ぼたん二丁目など

小名木おなぎ川の南側に点在する新田。地域が分散しているため周囲を特定できないが、おおむね北は小名木川、西は同川からの入堀によって設けられた干鰯場、南は海、東は十間じつけん(現横十間川)を隔てて八右衛門はちえもん新田・砂村すなむら新田に接する範囲内にあった(風土記稿)

「風土記稿」によれば海岸線の茅野・沼地を慶長元年(一五九六)より開拓し、小名木川南岸に成立した海辺大工うみべだいく町とその周辺地域に分散して新田が成立し、海浜に面しているため海辺新田と名付けられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android