海面(読み)ウミヅラ

デジタル大辞泉 「海面」の意味・読み・例文・類語

うみ‐づら【海面】

海上。うみのおもて。
幾日も―が見えていた」〈犀星・花〉
《「つら」は傍らの意》海辺。海または湖のほとり。
「さる―に出でゐたる、ひがひがしきやうなれど」〈若紫

かい‐めん【海面】

海の表面
[類語]海上洋上海中

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精選版 日本国語大辞典 「海面」の意味・読み・例文・類語

うみ‐づら【海面・湖面】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「つら」は本来「そば」「かたわら」の意 ) 海または湖のほとり。海辺。湖畔海岸湖岸。うみのつら。
    1. [初出の実例]「伊勢、尾張のあはひのうみづらを行くに」(出典:伊勢物語(10C前)七)
  3. ( 「つら」が「おもて」の意に意識されるようになって ) 海または湖の表面。海面。湖面。海上。湖上
    1. [初出の実例]「霞める月影は海づらはるかに見渡されつつ」(出典:竹むきが記(1349)下)

うな‐づら【海面】

  1. 〘 名詞 〙 海の表面。かいめん
    1. [初出の実例]「晃(きら)めき渡る海面(ウナヅラ)を、眺望(ながめ)て歩行(あるく)」(出典人情本・閑情末摘花(1839‐41)三)

かい‐めん【海面】

  1. 〘 名詞 〙 海のおもて。海の表面。海上。
    1. [初出の実例]「晩に及んで、海面平に落日紅にして」(出典:漂荒紀事(1848‐50頃)一)
    2. [その他の文献]〔鮑溶‐採珠行〕

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普及版 字通 「海面」の読み・字形・画数・意味

【海面】かいめん

海づら。

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