海食台(読み)カイショクダイ

精選版 日本国語大辞典 「海食台」の意味・読み・例文・類語

かいしょく‐だい【海食台】

  1. 〘 名詞 〙 海食作用によって海岸線が後退したあとで、海面近くに生じた平坦な地形。沖に向かってゆるく傾斜し、沖合岩石破片による堆積台地を生ずる。宮崎県青島の周囲に見られる。

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最新 地学事典 「海食台」の解説

かいしょくだい
海食台

abrasion platform

海食崖基部から緩傾斜浅海底に連続する,基盤岩石でできた平滑な地形。波食台とも。海食作用(主に砂礫による摩耗)によって海面下で形成された地形で,波食棚と異なり急崖はみられない。表面は薄い堆積物で覆われていることが多い。潮間帯に発達する波食棚(shore platform)より下位の地形であるが,これらの用語が区別されないで用いられている場合がある。外国では海食台もshore platformと呼ばれることが多い。参考文献T.Sunamura(1992) Geomorphology of Rocky Coasts, Wiley

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百科事典マイペディア 「海食台」の意味・わかりやすい解説

海食台【かいしょくだい】

海岸線付近の低潮線より下の浅海につくられる海食平たん面。波浪は陸地側に働き海食崖をつくりこれを後退させながら,崖下に平たん面(波食棚や海食台)を形成する。ふつう低潮面〜水深10m内外。
→関連項目海岸地形海食岩石海岸終地形

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「海食台」の意味・わかりやすい解説

海食台
かいしょくだい

つねに海面下にある平滑な岩礁地形で、海食崖(がい)の前面にみられ、緩やかに沖に向かって傾く波食地形。波食台ともいう。海食台には、部分的に砂礫(されき)が覆っている場合もあるが、通常は岩盤が露出して海藻が着生し、魚貝類が豊富にみられる。海食台の面には、断層、節理、層理などの地質構造に沿って、波の選択的な侵食作用が及び、海食溝やポットホール(かめ穴)などの地形がみられる。海食台が離水して台地化したものは隆起海食台という。

[豊島吉則]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海食台」の意味・わかりやすい解説

海食台
かいしょくだい

波食台」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の海食台の言及

【海岸】より


[岩石海岸]
 岩石海岸では,海岸を構成する岩石が波の作用によって削られて海食崖が形成される。海岸浸食の進行とともに海食崖は後退し,その海側前面に波食棚や海食台が形成される。海の浸食作用によって直接形成される急斜面・崖を海食崖とよぶ。…

※「海食台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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