消却・銷却(読み)しょうきゃく

精選版 日本国語大辞典 「消却・銷却」の意味・読み・例文・類語

しょう‐きゃく セウ‥【消却・銷却】

〘名〙
① 消すこと。消し去ること。
※立会略則(1871)〈渋沢栄一〉為替会社「手形通帳と引合せて其部分を消却すべし」 〔論衡‐治期〕
② 使ってなくすこと。費やすこと。消費。
借金などを返済すること。
夜行巡査(1895)〈泉鏡花〉六「社会より荷へる処の負債を消却(ショウキャク)せむがため」
国債や銀行券などを返却すること。
商法(1899)二一二条「株式は資本減少規定に従ふに非ざれば之を消却することを得ず」
⑤ だめになること。破壊されること。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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