消止(読み)けしとめる

精選版 日本国語大辞典 「消止」の意味・読み・例文・類語

けし‐と・める【消止】

〘他マ下一〙 けしと・む 〘他マ下二〙
① 火を消して、燃えひろがるのをくいとめる。
※禁令考‐前集・第三・巻二九・享保二年(1717)一月一八日「出火之節早速被罷出、消留可被申候」
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「煉瓦屋の消防法は、木製屋とは、大に所為を異にし、直に其燃焼せるを消留るを目的とす」
うわさなどが他にひろがるのをくいとめる。

きえ‐とま・る【消止】

〘自ラ四〙 消えないで、残りとどまる。消え残る。
源氏(1001‐14頃)若菜下「きえとまるほどやは経べきたまさかに蓮のつゆのかかるばかりを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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