消費生活アドバイザー(読み)しょうひせいかつアドバイザー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「消費生活アドバイザー」の意味・わかりやすい解説

消費生活アドバイザー
しょうひせいかつアドバイザー

経済産業大臣が認定する資格。おもに企業内で消費者相談業務に携わり,商品・サービスに関する消費者からの苦情相談に対応して適切な助言を与えたり,消費者の意向を企業や行政に提言する。日本産業協会が実施する技能審査(消費生活アドバイザー試験)に合格し,かつ一定要件を満たした者に対して資格が付与される。製造業卸売小売業,金融保険業,運輸通信業,サービス業の従事者による資格取得が多い。技能審査は 1980年から実施され,1988年には消費生活アドバイザーと消費生活コンサルタント(日本消費者協会が養成)によって構成される日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会が設立された。消費者問題の専門家として幅広い活動のほか,研修講座や自主研究会,分科会による会員の技能向上活動も行なっている。

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