消防船(読み)しょうぼうせん(英語表記)fire boat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「消防船」の意味・わかりやすい解説

消防船
しょうぼうせん
fire boat

港湾河川消火にあたる船。普通,消防船といわれるものは海上保安庁の 200総t級の『ひりゅう』『しょうりゅう』『なんりゅう』の3隻と東京消防庁の『みやこどり』 (105総t) などがあるが,他は 50総t以下で,消防艇と呼ばれている。港内の停泊船や岸壁建造物の火災消火にあたる港内用と,河川沿岸建築物の消火活動をする河川用がある。港内用は消防船,大型消防艇が中心で,消火銃の位置を高くし,活動しやすい広い甲板をもち,人命救助網などを備えている。河川用は小型艇で,橋の下や浅瀬を通れるようにしてある。いずれも強力なエンジン,多量の水を放水できるポンプ,化学消火液などを装備している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android