涕泗(読み)ていし

精選版 日本国語大辞典 「涕泗」の意味・読み・例文・類語

てい‐し【涕泗】

〘名〙 (泣くとき目から出るのが「涕」、鼻から出るのが「泗」) 涙とはなしる。
菅家文草(900頃)四・寄白菊四十韻「一来疲涕泗、三度変寒暄」 〔詩経‐陳風・沢陂

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普及版 字通 「涕泗」の読み・字形・画数・意味

【涕泗】ていし

涙と鼻水。唐・杜甫〔岳陽楼に登る〕詩 親一字無く 老り 戎馬(じゆうば)(戦争)關山の北 軒に憑(よ)りて涕泗

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