涼涌泉井手(読み)すずみようせんいで

日本歴史地名大系 「涼涌泉井手」の解説

涼涌泉井手
すずみようせんいで

[現在地名]川之江市上分町

金川かながわ村の涼出水すずみでみず農業用水上分かみぶん村に引くための用水路。宝永(一七〇四―一一)頃すでに分水の記録がある(金田の歴史)。明治初期の「伊予国宇摩郡地誌」に、

<資料は省略されています>

とある。また同書の金川村の項に「涼見泉(中略)上分村ヨリ本村役場へ分水ノ依頼アレバ之ニ応ス、但此場合ニ至ルトキハ、水ナラシト称シ四日或ハ五日間本村耕地へ灌漑シ、而後一昼夜の内半ヲ分水スルノ例ナリ」とあり、古来両村用水として利用された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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