淡然(読み)タンゼン

デジタル大辞泉 「淡然」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぜん【淡然/×澹然】

[ト・タル][文][形動タリ]あっさりしているさま。また、静かなさま。
「月已に―として東天に在り」〈独歩愛弟通信

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「淡然」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぜん【淡然・澹然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 あっさりとしたさま。また、静かなさま。淡々。
    1. [初出の実例]「淡然自放 快然自足」(出典:万葉集(8C後)五・八一五・右序文)
    2. 「月已に淡然(タンゼン)として東天に在り」(出典:愛弟通信(1894‐95)〈国木田独歩〉大連湾占領後の海事通信)
    3. [その他の文献]〔揚雄‐長楊賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「淡然」の読み・字形・画数・意味

【淡然】たんぜん

淡泊。

字通「淡」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android