深しい(読み)フカシイ

デジタル大辞泉 「深しい」の意味・読み・例文・類語

ふかし・い【深しい】

[形][文]ふか・し[シク]《ク活用「深し」のシク活用化したものの口語形。主に中世から近世に用いられた》
奥深い。また、くわしい。
「敢て―・い訳があるのではなく」〈緑雨・油地獄〉
りゃあ、―・い訳を知らねえ」〈人・契情肝粒志〉
普通の程度とは違っている。格別である。
芸能と申して、―・い事もござない」〈虎明狂・鼻取相撲〉
量が多い。たくさんである。
「―・うりはいたさぬ」〈虎明狂・瓜盗人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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