デジタル大辞泉
「深み」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ふか‐み【深み】
① 川・沼・谷などの深い所。深い部分。また、奥深い所。⇔
浅み。
※東大寺本大般涅槃経平安後期点(1050頃)一九「
淵深(フカミ)」
② 特に、関係が深くなって抜け出せない状態や
立場。まっただなか。
渦中。
③ 行為・事態の進行や
推移の
程度がかなり進んでいる所。
※大道無門(1926)〈
里見弴〉隠家「労れ切った睡りの深かみから」
※
自己の
問題として見たる自然主義的思想(1910)〈
安倍能成〉八「そこに深味もあり張りもある」
ふか‐み【深み】
(形容詞「ふかい」の語幹に「み」の付いたもの。→
み) 深いので。深さに。
※
万葉(8C後)一七・四〇〇三「峰高み 谷を布可美
(フカミ)と 落ち激
(たぎ)つ 清き
河内に」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報