深堀小屋(読み)ふかぼりこや

日本歴史地名大系 「深堀小屋」の解説

深堀小屋
ふかぼりこや

[現在地名]二本松市岳温泉だけおんせん

永田ながた村地内の新田村で、岳温泉の所在地。深堀小屋集落の形成時期は不明だが、寛永二〇年(一六四三)の二本松領目録(二本松市史)に「金五両二本松硫黄山運上、湯銭二本松領之内、是ハ年々高下有之候ニ付銭員数記不申候」とあり、続けて「右者加藤式部少輔同民部少輔家来之者共仕上候本帳ヲ以」と記されている。これは深堀からの運上とみられ、すでに集落が形成されていたと推定される。なお天正一四年(一五八六)九月七日の二本松配分日記(伊達家文書)によれば、「やす田二郎ゑもん」に「こやゆミち関一ケ所」が宛行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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