淳良親王(読み)あつながしんのう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「淳良親王」の解説

淳良親王 あつながしんのう

室町時代,伝承上の皇子
後花園天皇の子。応仁(おうにん)の乱の難をさけ,越中(富山県)礪波郡(となみぐん)般若(野)荘(はんにゃのしょう)にとどまったが,その間荘民のおおくが親王心服。それをこころよくおもわなかった亀山城主神保良衡により,文明3年(1471)5月13日殺されたという。徳大寺実淳と,その孫で天文(てんぶん)10年(1541)同地へ視察にきて殺害された実通のふたりの荘園領主についての史実が,伝承化したものとおもわれる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android