淵見村(読み)ふちみむら

日本歴史地名大系 「淵見村」の解説

淵見村
ふちみむら

[現在地名]若桜町渕見ふちみ

湯原ゆはら村の北東舂米つくよね川沿いに位置する。拝領高は四八石余、本免五ツ六分。享保一九年(一七三四)の鈴木孫三郎所持本「因幡誌」によると高七七石、竈数四〇。「因幡志」では家数三〇、産土神は若一にやくいち王子。物産は蓑・莨・木地挽物。安政五年(一八五八)の村々生高竈数取調帳では生高七九石余、竈数三〇。物産として木地挽物があげられているのは、寛保元年(一七四一)但馬七味しつみ郡新山村の木地屋勘三郎一家九人が、当村の承諾と藩の許可を得て移住してきたことによる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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