混合株(読み)コンゴウカブ

デジタル大辞泉 「混合株」の意味・読み・例文・類語

こんごう‐かぶ〔コンガフ‐〕【混合株】

利益配当については普通株に優先し、残余財産分配では劣後地位にあるというように、ある点では優先し、他の点では劣後する株式

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精選版 日本国語大辞典 「混合株」の意味・読み・例文・類語

こんごう‐かぶ コンガフ‥【混合株】

〘名〙 株主権一定の優先的な権利劣位の権利を併せもった株式。たとえば、利益配当では普通株より優先的に利益を与えられ、残余財産分配では劣位の利益を与えられるというような株。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「混合株」の意味・わかりやすい解説

混合株
こんごうかぶ

複数の株主権のうち、ある権利については優先的な取扱いを受けるが、他の権利については劣後的な取扱いを受ける株式。

[編集部]

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世界大百科事典(旧版)内の混合株の言及

【優先株・劣後株】より

…中でも,株式の種別が利益配当についての優先・劣後によってなされることが多く,かつ優先株とよばれるものの多くは利益配当について優先権をもっていることが一般的であるので,一般に,優先株とよばれるものの多くは利益配当上の優先株であり,劣後株または後配株とよばれるものの多くは,利益配当上の劣後株である。もっとも,たとえば利益配当については優先するが残余財産の分配については劣位におかれるなど,株主権の一内容については優越的取扱いを受けつつ,他の内容については劣等な取扱いを受ける株式(混合株)も存するので,優先株・劣後株という称呼は理論上は正確さを欠くものである。 利益配当についての優先・劣後の区別は一般に,配当享受の順序について存するものが多い。…

※「混合株」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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