清商(読み)せいしょう

精選版 日本国語大辞典 「清商」の意味・読み・例文・類語

せい‐しょう ‥シャウ【清商】

〘名〙
五音一つで、清く澄んだ商の音。
※新撰朗詠(12C前)上「枕は欹つ隣笛の清商の曲 窓は対ふ前林の暗淡の紅〈具平親王〉」 〔後漢書‐仲長統伝〕
② 清らかな秋。また、秋の涼風
経国集(827)一・重陽節神泉苑賦秋可哀応制〈仲雄王〉「秋可哀兮哀清商之初凉」 〔潘岳‐悼亡詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「清商」の読み・字形・画数・意味

【清商】せいしよう(しやう)

五音の商の音。清澄の音。〔韓非子、十過〕(平)曰く、は固(まこと)に最も悲しきかと。師曠曰く、(せいち)に如(し)かずと。

字通「清」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android