精選版 日本国語大辞典 「清庭・斎場・沙庭」の意味・読み・例文・類語
さ‐にわ ‥には【清庭・斎場・沙庭】
〘名〙
① 斎(い)み清めた場所。神を請じおろして、その託宣を聞く所。
※古事記(712)中「天皇御琴を控かして、建内宿禰大臣沙庭(サには)に居て、神の命を請ひき」
② ①に伺候して神託のことをつかさどる者。神の託宣を聞き、それを人々に伝える者。
※書紀(720)神功摂政前(北野本南北朝期訓)「中臣烏賊津使主を喚(め)して審神者(サニハ)と為」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報