菅掻、清攬、菅垣とも書く。もっとも一般的には、近世邦楽の楽曲の一群。箏(そう)、三味線、一節切(ひとよぎり)の器楽曲で、入門的な性格である。『糸竹初心集(しちくしょしんしゅう)』(1664)や『大(おお)ぬさ』(1685)などに楽譜がある。また尺八でも、『秋田菅垣』『二段菅垣』ほか、「すががき」と名のつく古典本曲が多くある。そのほか、和琴(わごん)の基本的な奏法、およびそれらの手法を用いた曲節をさして用いられ、楽箏(がくそう)(雅楽の箏)の手法名としても用いられている。
また、三味線音楽の曲節名としても使われる。これは、江戸・吉原の遊女が客寄せのため店先で弾き鳴らした三味線だけの単純な曲「見世すががき」に始まり、これが劇場音楽に取り入れられて、吉原や廓(くるわ)の表現に広く用いられるようになった。常磐津(ときわず)、清元、長唄(ながうた)など、多数の曲で応用されている。
[卜田隆嗣]
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