清月(読み)せいげつ

精選版 日本国語大辞典 「清月」の意味・読み・例文・類語

せい‐げつ【清月】

〘名〙
① 清らかな光の月。清く澄んだ月。
正法眼蔵(1231‐53)梅華「乃至大地高天、明日清月、これ老梅樹の樹功より樹功せり」 〔王融‐清楚引〕
② 曇りのない鋭利な刀。月の青白い光にたとえる。
※浄瑠璃・卯月の潤色(1707頃)下「廿二歳一睡の夢を払ってせいげつ己れが、眉間に施し、今月今日剃刀の、刃に滅し畢はんぬ」
③ 陰暦八月の異称
浮世草子・新色五巻書(1698)奥書「元祿十一戊寅歳清月吉日」

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普及版 字通 「清月」の読み・字形・画数・意味

【清月】せいげつ

澄月

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