渡初(読み)わたりぞめ

精選版 日本国語大辞典 「渡初」の意味・読み・例文・類語

わたり‐ぞめ【渡初】

〘名〙 (「わたりそめ」とも) 橋の落成式に、初めて人の渡ること。また、その式典多くはその土地名望家高齢夫婦者、または親・子・孫三代夫婦の揃った一家などを選んで行なう。
※俳諧・花月千句(1649)一〇「五月雨にくえし堤をつきなほし〈仲昔〉 わたりそめする橋はあたらし〈宗祐〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android