渡辺篤(読み)わたなべ あつし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺篤」の解説

渡辺篤 わたなべ-あつし

1898-1977 大正-昭和時代の俳優
明治31年4月9日生まれ。浅草オペラから映画界に転じ,昭和6年松竹蒲田の日本最初のトーキー映画マダム女房」に主演。のち古川緑波(ろっぱ)の笑の王国にくわわる。戦後は黒沢明監督の「七人の侍」「生きる」などに出演。昭和52年2月27日死去。78歳。東京出身。本名は総一。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の渡辺篤の言及

【軽演劇】より

…その一党が中心となって33年に浅草常盤座で〈笑いの王国〉が旗揚げした。役者として生駒雷遊(いこまらいゆう)(1895‐1964),山野一郎,古川緑波(ロッパ),大辻司郎(1896‐1952),渡辺篤(1896‐1977),関時男,清川虹子ら,作家陣に菊田一夫,大町竜夫,貴島研二,山下三郎らが加わった。一夜づけの脚本による,いわゆる〈アチャラカ芝居〉なる言葉はここから生まれた。…

※「渡辺篤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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