渦を巻く(読み)うずをまく

精選版 日本国語大辞典 「渦を巻く」の意味・読み・例文・類語

うず【渦】 を 巻(ま)

① 水にうずまきを作る。
俳諧師(1908)〈高浜虚子〉二「汽船は其静かな鏡の面に渦(ウヅ)を巻(マ)いて」
② (比喩的に) うずまきのような状態を作る。入りまじって混乱した状態になる。
※一兵卒の銃殺(1917)〈田山花袋〉一〇「凄じい砲弾の炸裂やら、妻のことやら、さういふものが一緒になって巴渦(ウヅ)を巻いた」
伏目になって指先で円をえがく。女性のはずかしがるときのしぐさにいう。
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻八下「くどかれて給仕は盆へうづをまき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android