渦輸送(読み)うずゆそう

世界大百科事典(旧版)内の渦輸送の言及

【偏西風】より

…このような状態のときは強い西風成分が南西風の所にあり,弱い西風成分が北風成分の所にあるので,u(西風成分)×v(南風成分)は地球全体でみると非常に大きな値になる。高・低気圧を一つの大きな渦と考えると,このような渦によって運動量が赤道から中緯度に輸送されていることになり,これを渦輸送と呼ぶ。平均子午面循環輸送と渦輸送がいっしょになって,角運動量と熱を極に移動させており,熱帯地方では前者が卓越し,中・高緯度では後者が卓越する。…

※「渦輸送」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android