温泉ガス(読み)おんせんがす

日本大百科全書(ニッポニカ) 「温泉ガス」の意味・わかりやすい解説

温泉ガス
おんせんがす

温泉水中に溶存しているガスのこと。これらのガスは主として二酸化炭素硫化水素窒素酸素メタンである。溶存温泉ガスによって温泉を分類すると、(1)二酸化炭素型、(2)窒素型、(3)メタン型に分けられる。(1)(3)の型はガスの絶対量も多くてガスが遊離し気泡となって噴出する。(2)の型はガスの絶対量が少ない。硫化水素は臭気として感じられることが多いわりには、溶存量は普通はあまり多くない。

[湯原浩三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android