温湿図(読み)おんしつず(英語表記)climograph

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「温湿図」の意味・わかりやすい解説

温湿図
おんしつず
climograph

横軸に月平均相対湿度縦軸に月平均気温をとり,特定地点の各月の気候値を記入し,それらを月の順序直線でつないだもの。結果として生じるループの形とループのグラフ上の位置から,その地点の気候が人間の生活環境として適しているかどうか判定できる。クライモグラフ変種で,クライモグラフが縦軸に湿球温度を用いているのに対して,これをより資料の得やすい気温に変えた点が特徴。この温湿図をクライモグラフと呼ぶこともある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android