温罨法(読み)オンアンポウ

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精選版 日本国語大辞典 「温罨法」の意味・読み・例文・類語

おん‐あんぽうヲンアンパフ【温罨法】

  1. 〘 名詞 〙 温湯または硼酸水などの温湯に浸した布片で、局所をおおう方法。熱刺激をあたえ循環系や神経系病気好転自覚症状軽減をはかる。頸部胸部疾患炎症を伴わない腹痛などに有効。温湿布。⇔冷罨法。〔現代術語辞典(1931)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の温罨法の言及

【湿布】より

…治療時間は20~30分間である。ホットパックを温罨法として温湿布と区別することもある。鎮痛,鎮静作用,血行改善,老廃物除去,代謝促進,組織軟化などの作用があり,対象となる疾患はリウマチ,関節炎,関節症外傷による腫張,その他の疼痛性疾患である。…

※「温罨法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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