温藉(読み)オンシャ

デジタル大辞泉 「温藉」の意味・読み・例文・類語

おん‐しゃ〔ヲン‐〕【温×藉】

[名・形動]あたたかく、心が広いこと。また、そのさま。蘊藉うんしゃ
「その怨み方が―でなく感情の露骨なのを非難する」〈佐藤春夫晶子曼陀羅

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「温藉」の意味・読み・例文・類語

おん‐しゃ ヲン‥【温藉】

〘名〙 (形動) あたたかく心がひろいこと。また、そのさま。蘊藉(うんしゃ)
※淡窓詩話(19C中)下「王・孟・韋・柳の体、〈略〉温藉含蓄を主として詳密富贍を好まず」 〔漢書‐薜広徳伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android