渺然(読み)ビョウゼン

デジタル大辞泉 「渺然」の意味・読み・例文・類語

びょう‐ぜん〔ベウ‐〕【×渺然】

[ト・タル][文][形動タリ]果てしなく広々としているさま。「渺然たる海原

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精選版 日本国語大辞典 「渺然」の意味・読み・例文・類語

びょう‐ぜんベウ‥【渺然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 広々として果てしないさま。はるかに遠いさま。
    1. [初出の実例]「隻鯉浮沈望渺然、揣知講習盛経筵」(出典:新編覆醤続集(1676)二・林春徳七律)
    2. [その他の文献]〔趙‐江楼旧感詩〕

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普及版 字通 「渺然」の読み・字形・画数・意味

【渺然】びよう(べう)ぜん

はるかなさま。唐・趙〔江楼旧感〕詩 獨り江樓に上れば、思ひ渺然たり 光は水の如く、水は天の如し

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