湖出市十郎(1世)(読み)こいでいちじゅうろう[いっせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湖出市十郎(1世)」の意味・わかりやすい解説

湖出市十郎(1世)
こいでいちじゅうろう[いっせい]

[生]?
[没]1800
長唄唄方。1世吉住小三郎および1世富士田吉次に師事明和5 (1768) 年,湖出市十郎と称する。メリヤスを得意とする。天明4 (84) 年,江戸中村座の顔見世興行地歌を江戸化したメリヤス『黒髪』を歌って名をあげた。なお,湖出市十郎は湖出派の家元名でもあり,3世まで続いたが,現在は絶えている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android