湯川(村)(読み)ゆがわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「湯川(村)」の意味・わかりやすい解説

湯川(村)
ゆがわ

福島県西部河沼郡(かわぬまぐん)の村。1957年(昭和32)笈川(おいかわ)、勝常(しょうじょう)の2村が合併して成立。JR磐越西(ばんえつさい)線、国道49号、121号が通じる。会津盆地の中央にあり、北部を日橋(にっぱし)川、西部を大川に限られる。典型的な水田単作地帯であるが、メロンキュウリのハウス栽培、花卉(かき)栽培、畜産も行われる。小規模な工業団地が造成されたが、村外への通勤者が多い。役場所在地の笈川は米沢(よねざわ)街道に沿う街村。勝常にある真言(しんごん)宗豊山(ぶざん)派の勝常寺には国宝の木造薬師如来(にょらい)および両脇侍(わきじ)像をはじめ、薬師堂など多くの国指定重要文化財がある。面積16.37平方キロメートル、人口3081(2020)。

[安田初雄]

『『湯川村史』全4巻(1985~1999・湯川村)』


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