湯気(読み)ユゲ

デジタル大辞泉 「湯気」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐げ【湯気】

温かいものから立ち上る水蒸気が空気中で冷えて白く見えるもの。「湯気が立つ」
[類語]湯煙蒸気水蒸気

ゆ‐け【湯気】

入浴のときに起こる軽い脳貧血

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精選版 日本国語大辞典 「湯気」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐げ【湯気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 湯や熱い食物などから立ち上る水蒸気。いげ。
    1. [初出の実例]「湯気(ユゲ)の籠った狭い銭湯の中で」(出典田舎教師(1909)〈田山花袋〉二七)
  3. 水・氷などから立ち上る水蒸気。
    1. [初出の実例]「春は千草万木湯気を得て生長す」(出典:応永本論語抄(1420)公冶長第五)
    2. 「寒菊や湯気たつ水の朝ぼらけ〈李流〉」(出典:俳諧・俳諧新選(1773)四)
  4. ゆけ(湯気)

い‐げ【湯気・飯気】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ゆげ(湯気)」の変化した語。「いけ」とも ) 湯や食べ物などから立ちのぼる水蒸気。
    1. [初出の実例]「江上水辺は烟があるぞ。水からいげが立が烟の如なぞ」(出典:詩学大成抄(1558‐70頃)二)
    2. 「湯気(イケ)に上ったよ」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)

ゆ‐け【湯気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 入浴のとき起こる脳貧血。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
  3. ゆげ(湯気)

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