湯湾釜村(読み)ゆわんがまむら

日本歴史地名大系 「湯湾釜村」の解説

湯湾釜村
ゆわんがまむら

[現在地名]大和村湯湾釜

津名久つなぐ村の北東に位置し、集落思勝おんがち湾の東手にある。東の奥地おくち峠を越えると知名瀬きなじよ(現名瀬市)に通じる。屋喜内やきうち間切(焼内間切)大和浜やまとはま方のうち。ヨワンガマともいう。正保琉球国絵図に「焼内間切之内ゆあんかま村」とあるほか、内陸部を経て名瀬なぜ間切の小宿こしく(現名瀬市)方面と結ぶ道が記される。寛文八年(一六六八)の琉球国郷帳にも焼内間切五ヵ村のうちとして「ゆあんかま村」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android