湯灌場(読み)ユカンバ

デジタル大辞泉 「湯灌場」の意味・読み・例文・類語

ゆかん‐ば〔ゆクワン‐〕【湯×灌場】

江戸時代湯灌を行うために寺院内に建てられた小屋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「湯灌場」の意味・読み・例文・類語

ゆかん‐ばゆクヮン‥【湯灌場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、湯灌のために寺院内に設けられた小屋。地主や家持ちでない者は、自家で湯灌をすることが許されなかったので、ここへ運んで行なった。
    1. [初出の実例]「肴の籠は、直に湯浣場(ユクンバ)へ持込せよ」(出典談義本・華鳥百談(1748)四)
  3. 女郎屋をののしっていう語。
    1. [初出の実例]「こんな湯かん場(バ)へはじめて来た」(出典:洒落本・多佳余宇辞(1780))

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