源泉・原泉(読み)げんせん

精選版 日本国語大辞典 「源泉・原泉」の意味・読み・例文・類語

げん‐せん【源泉・原泉】

〘名〙
① 水のわき出るみなもといずみ
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二「この産資は、原泉の竭(つき)ざるが如く」 〔孟子‐離婁・下〕
② (━する) 物事の生ずるもと。物事のはじめ。また、その場所から生まれ出ること。
玉葉‐承安四年(1174)五月二八日「希有之珍事、何事如之乎、被源泉之跡云々」
※黒船前後(昭和一〇年版)(1935)〈服部之総志士経済「雲浜が名うての貧乏を一躍抛棄できたのは、〈略〉公正な、産業利潤にそれは源泉した」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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