準安定(読み)ジュンアンテイ

デジタル大辞泉 「準安定」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐あんてい【準安定】

量子力学で、原子分子イオンなどの励起状態長時間続いている状態
物質相転移本来起こるべき温度を超えても前の相に滞まっている状態。過熱過冷却など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「準安定」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐あんてい【準安定】

〘名〙
熱力学では、物質が真の平衡状態に達せず、途中の不安定な状態に滞まっていることをいう。過冷却、過熱、過飽和などはこれに相当する。
② 量子力学では、原子、分子、イオンが比較的長寿命の励起エネルギー状態となっているときをいう。

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