溶けないアイス(読み)とけないあいす

知恵蔵mini 「溶けないアイス」の解説

溶けないアイス

常温で放置しても変形せず食感もあまり変わらないアイスクリームのこと。2012年5月より、関東学院大学人間環境学部の学生3人が松崎政三教授の指導を受け「溶けないアイス」の研究を開始。12年10月にゼラチンに少量の寒天を加えることで実現させた。13年1月、株式会社ヤヨイサンフーズの社員が松崎教授の教室を訪れ商品化を提案し、13年8月に発売した。商品名は「とけないアイス風デザート」で、バニラ・チョコ・ストロベリー・あずき・抹茶の5種類。老人保健施設などの介護食、病院食、学校給食などで使われている。また、別製法による「溶けないアイス」は、かねてより九州地方の給食で馴染みのスイーツであり、13年3月には「とけない不思議な食感のアイス、給食でおなじみのムース」がセブン-イレブンで全国発売された。

(2014-4-7)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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