溶剤抽出(読み)ヨウザイチュウシュツ

化学辞典 第2版 「溶剤抽出」の解説

溶剤抽出
ヨウザイチュウシュツ
solvent extraction

液状または固体状の混合物から,溶剤を用いて特定成分を選択的に抽出分離する操作をいう.とくに石油工業や油脂工業で多く用いられる.代表的な例としては,潤滑油原料から2-フルアルデヒドフェノールなどによる粘度指数の低い多環状成分の抽出除去,リホーメートからジエチレングリコールスルホランなどによるBTX(ベンゼン,トルエン,キシレン)の抽出分離(ユーデックス法スルホラン法など),植物種子からヘキサン石油ベンジンなどによる油脂の抽出分離などがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「溶剤抽出」の解説

溶剤抽出

 →溶媒抽出

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android