溶込む(読み)トケコム

デジタル大辞泉 「溶込む」の意味・読み・例文・類語

とけ‐こ・む【溶(け)込む/解(け)込む/融け込む】

[動マ五(四)]
液体気体の中に他の物質が溶けてまじる。「有毒物質が―・む」
まわりの雰囲気気分になじむ。また、同化して一体となる。「職場に―・む」「姿が闇に―・む」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「溶込む」の意味・読み・例文・類語

とけ‐こ・む【溶込・融込】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙 ある物が別の物の中へ溶けてはいって一体となる。
    1. [初出の実例]「滑稽趣味や、スポーツ熱の中に融込(トケコ)んでしまって居る人がよくあるものだ」(出典:駅夫日記(1907)〈白柳秀湖〉三)
    2. 「自分の見つつあるものが自分の構想しつつある物語の中へそのままヱピソオドとして溶け込んで来ながら」(出典:美しい村(1933‐34)〈堀辰雄〉美しい村)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android