滅私奉公(読み)めっしほうこう

精選版 日本国語大辞典 「滅私奉公」の意味・読み・例文・類語

めっし‐ほうこう【滅私奉公】

〘名〙 私心を捨て去って公のために尽くすこと。
文化政治(1941)〈津久井龍雄〉文化について「自由主義個人主義を排撃し、滅私奉公でゆくのだといふ以上」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

四字熟語を知る辞典 「滅私奉公」の解説

滅私奉公

私心を捨て去って公のために尽くすこと。

[使用例] 滅私奉公は、少なくとも芸術においてはナンセンスである[本多秋五*芸術・歴史・人間|1946]

[使用例] 悠一っつあんは、滅私奉公の権化だそうではないか[井伏鱒二遙拝隊長|1950]

[解説] 第二次大戦中、日本国民の心がけるべきこととしてスローガンとされた語。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報