滑こい(読み)スベコイ

デジタル大辞泉 「滑こい」の意味・読み・例文・類語

すべ‐こ・い【滑こい】

[形]滑っこい」に同じ。
手触りの―・そうな絹の縞」〈漱石明暗

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「滑こい」の意味・読み・例文・類語

すべっ‐こ・い【滑こい】

〘形口〙 (「すべこい」の変化した語)
① なめらかである。すべすべしている。
※雑俳・川柳評万句合‐明和四(1767)信一「すへっこい顔へ官金入れあげる」
俗語。ばかであるさま。
※いやな感じ(1960‐63)〈高見順〉四「さぞかし俺のことをお脳(のう)のスベっこい(バカな)奴とお思いになることだろう」

すべ‐こ・い【滑こい】

〘形口〙 (「こい」は接尾語) すべりやすい。いかにもすべりやすそうに見える。また、手ざわりがすべすべとして、なめらかである。すべっこい。
※明暗(1916)〈夏目漱石〉一八三「手触りの滑(スベ)こさうな絹の縞が」

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