滝つ瀬(読み)タキツセ

デジタル大辞泉 「滝つ瀬」の意味・読み・例文・類語

たき‐つ‐せ【滝つ瀬】

《「たぎつせ」とも。「つ」は「の」の意の格助詞》水の激しく流れる瀬。また、滝。
宇治の渡りの―を見つつ渡りて」〈・三二四〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「滝つ瀬」の意味・読み・例文・類語

たきつ【滝つ】 瀬(せ)

激しく流れる川。滝の急流。また、一般に滝をさしてもいう。
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「滝津せにうかべるあわのいかでかは淵せにしづむ身とはしるべき」
[補注]「万葉集」「古今集」などの「たきつせ(たぎつせ)」は、動詞「たぎつ(たきつ)」の連体形に、名詞「せ(瀬)」の付いたものと見なす。

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