漣漣（読み）レンレン

デジタル大辞泉

れん‐れん【^×漣^×漣】

［ト・タル］［文］［形動タリ］涙などがとめどなく流れ落ちるさま。
「―たる涙を止めもあえず」〈露伴・連環記〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

れん‐れん【漣漣】

〘形動タリ〙

① 涙のとめどなく流れるさま。

※三教指帰（797頃）下「哽咽悽愴、涕泣漣漣」

※三国伝記（1407‐46頃か）六「哀慟の声乾愁傷涙漣々たり」 〔詩経‐衛風・氓〕

② さざなみのたつさま。

※了幻集（1392頃）春江「東風吹水碧漣漣、日暮誰家一釣船」

出典　精選版 日本国語大辞典