潜門(読み)くぐりもん

精選版 日本国語大辞典 「潜門」の意味・読み・例文・類語

くぐり‐もん【潜門】

〘名〙 くぐって出入りするように作った、低い小さな門。きりぬきもん。くぐり。
※雑俳・うき世笠(1703)「一々に・礼して通るくぐりもん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の潜門の言及

【遠慮】より

…江戸幕府の下における刑罰ないし自発的謹慎。刑罰としては,武士,僧侶に科され,受刑者は屋敷に籠居して門を閉じるが,潜門(くぐりもん)は引き寄せておくだけでよく,夜間他の者が目だたぬように出入りしてもよかった。また武士は一定範囲の近親,もしくは家来が処罰されたときには,自発的に謹慎すべきであった。…

※「潜門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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